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2023年11月13日月曜日

            お詫びとお知らせ

 埼玉県立自然の博物館友の会会長 牧野彰吾


 このたび会員のみなさまへ郵送させていただいた会報「みんなの自然史」No.97の「<宿泊観察会>赤城山周辺とぐんま昆虫の森を訪ねる」の報告の末尾(7ページ右下)に、<確認された総植物リストは別刷り参照>とありますが、手違いで別刷りを同封し忘れてしまいました。お詫び申し上げます。次回郵送時(1月)に改めて<確認できた昆虫および鳥のリスト>と合わせて同封させていただきますので、少しお待ちください。

2023年11月2日木曜日

友の会 地質観察会「山中白亜系の東方延長とメランジュ」 参加者募集!

日高市の高麗川流域からは、秩父盆地西方で北西─南東に細長い分布を示す「山中白亜系」(山中地溝帯)と酷似する地層や化石が点々と見つかっています。これらの地層は山中白亜系の東方延長で、秩父帯(ジュラ紀の付加体)の上にできた「前弧海盆」堆積物であると考えられています。

ジュラ紀の付加体は、低角度の逆断層によってスライスされたり、メランジュ(大洋起源の緑色岩・石灰岩・チャートなどが大陸起源の泥岩・砂岩などにとりこまれた混在岩)を形成したりしています。高麗神社の裏山では、チャートにともなって形成されたマンガン鉱床(大宮鉱山)の跡が残っています。

高麗川流域には、これらの中生代の地層を不整合でおおって鮮新世末期~前期更新世の「飯能層」が広く分布し、巾着田付近では、飯能層の連続露頭が観察できます。見学会の詳細や申し込み方法などは、写真の下をご覧ください。









2023年10月30日月曜日

友の会 宿泊観察会「赤城山周辺と ぐんま昆虫の森をたずねる」が行われました

令和5年9月29日(金)・30日(土)に18名(会員17名、博物館学芸員1名)の参加で、マイクロバスを利用して友の会の宿泊観察会が行われました。

初日は、昼過ぎに覚満淵や大沼を展望できる鳥居峠に到着。髙橋学芸員から赤城山の活動史や覚満淵の形成史を聴いて景色を堪能した後、近くの小沼の湖畔で昼食。午後は群馬県立赤城公園ビジターセンター見学後、覚満淵の散策路を歩きながら2時間あまりかけて自然観察。ミズナラの純林、高層湿原の植物群落、トンボやチョウの仲間などが観察できました。大沼沼尻のレトロな雰囲気の青木旅館に宿泊。

二日目は、「ぐんま昆虫の森」で「昆虫観察館」や「昆虫ふれあい温室」を見学しました。亜熱帯の植物が咲き乱れ、日本最大のチョウ「オオゴマダラ」などが乱舞するようすを観察。企画展「秋の里山の昆虫展・秋の鳴く虫オーケストラ」はなかなか充実していました。本館出口にある大屋根の下で昼食・休憩後、ミュージアムショップでグッズを購入。昆虫の森の雑木林の中を観察しながら「かやぶき民家」へ移動した後、帰途につきました。




2023年9月19日火曜日

  ☘☘☘☘☘野外調査研究会主催の野外見学会のご案内☘☘☘☘☘

「野外調査研究会」(野外研)主催による令和5年度 野外見学会─1「武蔵二宮 金鑽神社と断層鏡肌 御嶽の鏡岩を探索」が開催されます。歴史と地質の両面から総合的なアプローチを試みます。ふるってご参加くださるようご案内いたします。


2023年9月17日日曜日

    ♠♠♠♠ まる博講座・講演会 のお知らせ ♣♣♣♣

「NPO法人 秩父まるごと博物館」主催による「令和5年度 講座・講演会」が開催されます.秩父の自然・歴史・文化・産業などについて,各方面のエキスパートから紹介していただきます.ふるってご参加くださるようご案内いたします.


2023年8月29日火曜日

 友の会 宿泊観察会「赤城山周辺とぐんま昆虫の森」を訪ねる   参加者募集!

赤城山大沼・小沼・覚満淵周辺の自然観察(覚満淵は高層湿原で初秋の植物観察にも適しています。二日目はぐんま昆虫の森を訪ね、館員からの説明を聞き、館内の見学後、昆虫の森を散策し、自然に親しむとともに会員相互の親睦を深めます。

                               埼玉県立自然の博物館友の会