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2021年12月30日木曜日

   友の会地質観察会(旧・川本町の荒川河床)の詳細決定!

2022年1月30日(日)に実施予定の地質観察会の詳細が決まりましたのでお知らせします(会員の皆様には案内葉書を郵送)。このところ、オミクロン株などの感染が増加傾向にあります。したがって今回の参加対象は原則会員とし、感染予防対策には十分留意して臨みたいと思いますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。荒川の水位は徐々に低下しているようですが、水の中を歩く場所もありますので長靴必携です。



2021年12月28日火曜日

1月30日(日)に実施予定の地質観察会(旧・川本町の荒川河床)の下見を行いました!

 12月13日(月)午前10時に深谷市明戸の荒川左岸の土手に地質担当など5人が集合し、1月30日(日)に実施予定の地質観察会の下見を行いました。天気は晴でしたが川原は北西風が強く、また荒川の水位もこの時期にしては10㎝あまり高めでした。このため土塩層の大部分が水没しており、海棲動物化石の採集はほとんどできませんでした。しかし、12月下旬になって現地確認したところ、水位は少し下がっていましたので、観察会当日はさらに水位が下がることを期待しています。
 楊井層は、植物化石(原地性直立株化石・亜炭層・広葉樹および針葉樹の葉や球果など)のほか、チャネル状の堆積構造・断層・ポットホールなど、見どころがたくさんあります。今回の下見では、新第三紀には希少なオオバタグルミの堅果の化石が複数見つかり、琥珀もいくつか見つかりました。上部平方凝灰岩では陸上の堆積を示唆する火山豆石が観察できました。河床の露頭は浸食に対する抵抗力が大きい凝灰岩が最も突出し、次いで泥岩→砂岩→礫岩の順に低くなっています。土塩層からは、条件が悪いなかでもソデガイやアカガイの仲間の化石が見つかりました。
 この地質観察会はちょうど1年前に実施する予定でしたが、デルタ株の感染拡大のため中止となったもので、今回あらためて実施することになりました。この機会にぜひご参加ください。参加対象は原則友の会の会員とし、感染予防対策には十分留意して臨みたいと思います。なお、現地にはトイレがありませんので、自家用車での搬送も検討しています(集合時等には明戸駅の職員用トイレを借用可能)。
 現地の見どころについては、2020年12月15日(火)の友の会のHPで詳しく紹介していますので、こちらもぜひご参照ください。会員の皆様には日程・持ち物・申し込み方法などを記した案内葉書を郵送しますので(HPにもUP)、ご確認のうえお申込みください。

2021年12月17日金曜日

  総合観察会報告 「三郷市江戸川河川敷の自然を探索する」

今年度最初の観察会が10月3日(日)に実施されました。当日、三郷駅には博物館の三上学芸員を含め10名が集まり、江戸川の堤防上にある「みさとの風ひろば」へ移動し、受付・諸注意の後、江戸川の成立や変遷の歴史について説明を受けました。その後河川敷に降りて、昆虫や植物の観察が行われました。特に植物は県内でも加須・中川低地帯のみに生育する希少種(ヌカボタデ)や外来種(カロライナツユクサ)などが多く観察されました。


2021年12月4日土曜日

   県民の日(11月14日)に友の会が出店・出展しました

 11月14日は埼玉県民の日。県立の博物館施設は入館料無料となりました。新型コロナの蔓延が下火になってきたとはいえ、まだまだ確実な収束が見えてこないなか、博物館では展示解説やイベントを自粛し、入館者数を制限して検温・手の消毒なども徹底して感染防止につとめました。

自然の博物館友の会では、博物館の玄関前に出店・出展しました。恐竜グッズが人気で、やじろべえづくりの実演や鯨の椎骨の化石なども興味を呼びました。前日の13日には有志が博物館に集まり、観察会や交流会など会の活動を紹介する展示パネルを作成しました。14日は10人ほどの会員が博物館に集まり、設営・販売・実演・展示解説などを行いました。好天に恵まれ紅葉も見事で、気持ちよい一日を過ごすことができました。