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2022年4月3日日曜日

 友の会 植物観察会「新緑の玉原」( バス日帰り)のお知らせ

 新 緑 の 玉 原

─ 日 帰 り 観 察 会 ─

 今回の観察地は群馬県利根郡の沼田市北部に位置する『玉原高原(たんばらこうげん)』です。

 ここは200万年前、武尊山(ホタカサン・現在の標高2158m)の噴火・火山灰・再度にわたる溶岩流などの火山活動によって形成されました。太平洋側気候の迦葉山・赤城山のラインの北に位置する玉原高原は日本海型気候に支配され冬季1.5~2m余の積雪を見ることになります

この時期・雪融けの水たまりには、クロサンショウウオやモリアオガエルの卵塊が見られます、ムラサキヤシオ・タムシバなどの花たちが新緑に色を添えます、湿原とブナ平を訪ねます。

 なお、コロナ・オミクロンの感染状況によっては中止もあり得ますので、参加OKまたはNONの結果は、参加申し込み者へ1週間ほど前にその旨を連絡します。

 





2022年3月29日火曜日

♣友の会通信 03♣ 春の自然観察トレッキングのすすめ

秩父盆地の北側にそびえる破風山(標高626.5m)を訪ねてみませんか? 写真はちょうど1年前の2021年3月29日に山頂付近で撮影したものです。破風山は秩父帯北帯ジュラ紀付加コンプレックスのチャートなどからなり、山頂からは秩父盆地を一望のもとに見渡すことができます。荒川の支流赤平川が形成した低位段丘面上に広がる「秩父の米どころ」太田田んぼ(条里制遺構が発見されています)、その背後に数列にのびる尾田蒔丘陵(長尾根)などの高位から中位段丘群、秩父市街地とそれをとりまく武甲山をはじめとする奥秩父や外秩父の山々が眼下に広がっています。山頂付近にはこの時期、しばしばヒオドシチョウの乱舞がみられます。また、山頂付近の東尾根には、アセビ(馬酔木)の群落が可憐な白い花を咲かせ、登山者を楽しませてくれます。






2022年3月10日木曜日

     令和3年度「友の会交流会」が開かれました

 オミクロン株の感染者数が高止まりの状態が続いており、思うような活動ができませんが、可能な範囲で友の会の活動を続けています。少し前になりますが、2月13日(日)に2年ぶりに友の会交流会が開催されましたので、その時のようすを報告します。参加者は22名でした。

 牧野彰吾会長、飯村光良副館長のあいさつの後、3名の会員からの話題提供、来年度の会員証写真の人気投票、プレゼント、記念撮影、分野別情報交換会が行われました。会員自慢のコレクションの展示や解説もあり、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。



 ♣  ♣  ♣  
 
 友の会では、交流会のほか、地質・植物・動物・総合・宿泊・岩畳の観察会や会報の発行などを行っています。自然大好き人間が集まって親睦を図り、各分野のエキスパートと一緒に野外を歩いて学び、ミニショップを開設するなど博物館事業への支援なども行っています。友の会へ入会を希望される方は、下記によりお申込みください。


2022年2月21日月曜日

友の会植物観察会「長瀞側風布に スプリングエフェメラル を訪ねる」のご案内

 今回の観察地は阿弥陀谷耕地へ向かう鶴沢に沿った西北側にスロープをもった斜面です。地生態学的に見れば年間の地温の変化が少なく、斜面の地下には地温の上昇を抑える「ゆるやかな水の流れ」がある場所で、カタクリの生育するところとなっており、氷河時代の生き残りと言われる所以です。

この時期、落葉樹林の木々の芽吹きと、その林床にはニリンソウを追いかけるように「カタクリ」などが咲き出します、スプリングエフェメラルやたくさんのいのちの芽吹きを訪ねます。



2022年2月10日木曜日

地質観察会「新第三紀中新世の楊井層・土塩層の地層と化石」が行われました!

友の会では、令和4年1月30日(日)、旧・川本町の荒川河床に露出する楊井層・土塩層の観察と化石採集を行いました。午前9時過ぎ頃から秩父鉄道「明戸駅」に参加者が集合。牧野会長をはじめ17人と自然の博物館の山岡学芸員が参加。寒風のなか明戸の堰堤そばの荒川の堤防まで歩く。先に現地で待機していた堅木会員が土塩層・楊井層から採集した化石を展示・解説。当日のガイドをおもに担当する本間副会長から土塩層・楊井層の説明のあと、堤防を降りて荒川左岸の河床へ。

楊井層からは、メタセコイアの球果と葉の化石、琥珀などが見つかりましたが、亜炭層から、圧縮され扁平となったオオミツバマツの球果の化石が見つかったのは収穫です! 層理面に垂直で根を張った最大径2mにも達する樹幹(株)は原地性で、層理面に平行につぶれて挟まっている材化石は異地性と判断されます。チャネル構造がみられる砂岩泥岩互層や横ずれ断層、陸上の堆積環境を示唆する火山豆石を含む凝灰岩層や軽石質凝灰岩層なども観察しました。

上流へ移動すると、水位が低下したため河床の土塩層の露出がよく、化石がいくつも見つかりました。イシカゲガイ・ダイオウシラトリ・ソデガイなどの二枚貝が多く、タマガイやバイガイの仲間と思われる巻貝の化石も見つかりました。とくにメジロザメの歯化石の発見は収穫でした! 当地は、海成層である土塩層が堆積する場から、次第に陸成層を主体とする楊井層が堆積する場へと変わっていく堆積環境の変化が観察できる興味深いフィールドです。参加者はそれぞれ満足して帰途につきました。










2022年1月24日月曜日

♣友の会通信 02♣ 「下里・青山板碑製作遺跡」関連講座「地質学からみた青石」のご案内

埼玉県の小川町では、かつて町内で板碑を製作した遺跡が平成26年10月に「下里・青山板碑製作遺跡」として国の史跡に指定されました。本遺跡は、中世(鎌倉~戦国時代)の武蔵国における板碑の中心的な生産地であったと考えられ、板碑の生産と流通だけでなく、板碑に象徴される中世の精神文化を知る上でも重要とされています。その普及啓発事業のひとつとしてこれまで何回か講座が行われてきましたが、いずれも考古学・歴史学の立場からのお話でした。

今回の講師は「下里・青山板碑製作遺跡調査指導委員会」の委員の一人で埼玉県立自然の博物館友の会の会員です。専門が地質学ですので、板碑に用いられている青石(緑泥石片岩など)の地質学的・岩石学的な基本知識を整理し、青石の研究史や最近の三波川帯の研究成果なども紹介します。また、青石は板碑だけでなく、石器・古墳石室・庭園・石垣・墓石などさまざまな道具や建造物に古くから用いられてきました。小川町と長瀞町の青石産地に焦点をあてながら、青石の石材としての利用についても紹介します。




2021年12月30日木曜日

   友の会地質観察会(旧・川本町の荒川河床)の詳細決定!

2022年1月30日(日)に実施予定の地質観察会の詳細が決まりましたのでお知らせします(会員の皆様には案内葉書を郵送)。このところ、オミクロン株などの感染が増加傾向にあります。したがって今回の参加対象は原則会員とし、感染予防対策には十分留意して臨みたいと思いますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。荒川の水位は徐々に低下しているようですが、水の中を歩く場所もありますので長靴必携です。