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2025年10月7日火曜日

植物観察会「初秋の武蔵丘陵森林公園を訪ねる」が行われました!

前日の雨がウソのように観察会当日9月14日は快晴となった。

公園周辺地域は約1500万年前~900万年前(新生代新第三紀中新世中期~後期)の堆積岩類が分布するところで、公園内の大部分は泥岩が占めている。地質学的にそんなところで、明治100年記念事業の一環としてつくられた国営公園である。

当日は木山学芸員の参加も得て総勢23人(女性12人・男性11人)だった。

集合場所の公園南口の10時過ぎあいさつの後、牧野会長から塀の石積みのところに生育する珍しい植物・絶滅危惧Ⅱ類ⅤUの『トキワトラノオ』(シダの仲間)の説明があった。これは当日配布の資料の表紙を大きく飾ったものである、写真資料10枚を含め下見時に見つけた植物は195種もあった。スズメウリはかわいい実をつけ、クサギは実を青く、アオハダの短枝についた実は赤くその色を濃くしていた。花を咲かせていたのはオミナエシ・ガガイモ・アレチヌスビトハギ・センニンソウなどで、何だこりゃというのはムサシアブミ(サトイモ科)であった、根元にしっかり実を付けており10余株も見ることができた。当然植物を見つけては牧野会長から説明がなされた。

園路脇にはアカマツ(マツノザイセンチュウ、マツノマダラカミキリ)コナラ(カシノナガキクイムシ)サクラ(クビアカツヤカミキリ)など、害虫にやられ枯死する木々もあった。日曜日なので舗装道路を避け主に林間の土の道を主にして観察した、クモの巣とのたたかいでもあった。

観察の終盤、展望広場3階建の建物屋上からは、富士山から両神山までの眺望を楽しむことができ、予定された15時前に参加者全員怪我もなく解散となった。参加された皆さんたいへんお疲れさまでした。ちなみに全歩行距離は6Km歩数は1万歩でした(飯野幹雄・記)



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