この部屋で感嘆していたら
次の『藤の間』はそれ以上!
やはりこれも幅16メートルものつづれ織り。
元は仏像・仏画装飾だったようですが、
それを意識して見ていなかったためか、
恥ずかしながらそのような工芸をここに来るまで知りませんでした。
人間国宝の故・江里佐代子さんの作品で下絵なしで制作されたとのこと。
とても繊細な線で、見る角度によって光り方が違って見え、
涙が出そうなほど素晴らしいものでした。
漆塗りの座卓など、あらゆる分野の日本の伝統工芸の最高級品
(と思われる)にお目にかかれました。
30分程度で終わると言われた参観も2時間以上かかり、
参観終了後も質の良いコンサートの後のような余韻がしばらく続きました。
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