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2024年8月26日月曜日

令和6年度総合観察会「小鹿野町小判沢の自然を訪ねる」を実施!

 8月4日(日)、関東地方に熱中症アラートが警告されるほどの暑さの中で実施。参加者は非会員を含めて29名と博物館より岩浪学芸員の30名で、10時に小鹿野町役場の駐車場に集合。牧野会長あいさつ、日程および諸注意の後出発。最初は国道299号を秩父方面に移動、途中で道路脇に建てられている小鹿野町の名前の起こりである「巨香郷之碑」を見学。しばらくして小判沢集落に通ずるわき道へ。ここからは32番札所「法性寺」に通ずる巡礼道を行くことになります。

 わき道に入るとケヤキの大木や道路脇に作られている立派な石垣を観察。さらに進むと赤平川に架かる「かなその橋」に到着、ここから上流右岸に大きな露頭を観察。地質に興味のある人は河原に降りて露頭付近に移動し、本間会員による説明を聞きながら、秩父盆地新第三系「桜井層」砂岩泥岩互層を観察。

 集落に通ずる巡礼道を行くと、まもなく小判沢の対岸に、今回の見学目的の一つであるイワタバコの大群落が観察されました。道路脇にも小さなイワタバコの花が満開。小判沢集落につくと集会所わきの広場で昼食。

 動物に興味のある人は、少し巡礼道を進み小判沢の上流に降りて、沢に生息するサワガニやアメンボ、ミズスマシなどの水生昆虫を観察しながら昼食。

 昼食後は、往路を戻ることになりましたが、真夏の日差しが強烈で、役場駐車場には予定より早く到着し、解散となりました。


2024年8月21日水曜日

令和6年度植物観察会 新潟県三条市【「ヒメサユリの小径」を訪ねる】を実施!

  少し季節をさかのぼりますが、令和6年5月18日(土)、友の会の植物観察会でマイクロバスを貸し切り、やや遠くまで遠征することになりました。「ヒメサユリ」は、新潟県と福島・宮城・山形県境に自生する淡いピンク色のユリ科の植物です。一般にはかなり山奥に生育していますが、新潟県三条市の高城城址は比較的手軽に歩いて、ヒメサユリが見られる場所です。

 この日はヒメサユリ祭りが行われている期間で、地元でとれた野菜・山菜の販売所があり、地元コシヒカリのおにぎりが無料で配布されていました。

 駐車場から緩やかな登りを30分ほど歩くと目的のヒメサユリが現れます。さらに5分ほど歩くと群落が出現し、可憐な美しい花を写真に撮ったり、目にやきつけるなど堪能することができました。バスの時間は往復7時間、現地観察時間が2時間弱のハードな観察会でしたが充分ヒメサユリに癒され、満足できる観察会でした。